嘔吐恐怖症の人、歯医者に行けない人が多いらしいです。
そうだと思います。私もそのうちの一人です。
理由はいくつかあると思いますが、型取りは絶対そのうちの一つです。あのオエッとなるやつ。逃げ場のない椅子の上で、気持ち悪くなりそうなものを口に突っ込まれる。嘔吐恐怖症に向いていない状況すぎるんですよね。
そんな私も、虫歯が悪化してしまったんで渋々ながら歯医者に通っているのですが、
今回は、先日の治療で散々な目にあったので、その話を共有したいと思います。
結論から言うと、奥歯の型取りって本当に大嫌い。
もう歯医者なんて行きたくない。でした。
型取りと嘔吐恐怖症って、最悪の組み合わせですね
歯の型取りをしたことはありますか?
ピンク色の冷たいスライムみたいなやつを、銀色のスプーンみたいなのに詰めて口に押し込んで、数分待って固まったら抜く、というやつです。経験ある方はめっちゃ不快だと思います。
ちなみにあのピンクのやつ、アルジネートという名前らしいです。
海藻が原料になってるんですって。
なんか・・・それを知ったらより気持ち悪さが増しました。調べなきゃよかった
嘔吐恐怖症を一言で説明すると、気持ち悪くなることが怖い病気です。
「オエッとなるんじゃないか?」って想像するだけでも怖いんです。
だから、歯科医から「型取りしますね~」と言われた瞬間から、緊張が走るんですよね。
そして、ピンク色のあのスライムが口に入った瞬間、気分が最悪になる。
こっちとしても、初めてじゃないので対策を取ります。
他のことを考えたり・脳内で昔聴いたワークマンのCMの歌などを歌います。
もうとにかく意識をそっちに向けないようにする作戦です。
みなさんもそういう「自分なりの戦術」ってありますか?
こうして自分の反射に対抗するのですが・・・無駄なんですよね。
「大丈夫、ただの型取り」という頭の理解と、「キモっ、逃げないと」という反射信号がぶつかり合うのですが。
結果、毎回カラダが勝つんです。
脳内で歌った「ひろがる~、未来に~」も、他のことを考えようとする努力も、全部気持ち悪さに上書きされます。
というわけで、歯医者に行くたびに型取りがあるかどうかビクビクしているのですが、
事前告知されないのでなんとか通えている。そんな状況です。
先に言ってよ!って思う反面、先に言われたら口開けられないなって思う。
とにかく歯医者は大っ嫌いだ。ガキの頃よりも嫌いになった気がします。
奥歯の治療が、特に最悪です
型取りに限らず、奥歯の治療って一番きついんですよね。
口に手を入れるって行為自体が不快ですが、前歯はまだ耐えられるんですよ。
けど、奥歯はレベルが違う。
とくに型取りはあのピンクを喉の近くまで押し込まないといけないので、不快レベルが全然違う。
口の中って異物が入ると、唾液が止まらなくなるんですよね。
唾液は大量に出るわ、型取りの材料で喉が塞がれるわな状態で、飲み込めない。逃げ場がない。
呼吸ができません、溺れます。
比喩じゃなくて本当に、溺れる感覚がありますよね。
気持ち悪くなりそうで我慢しながら、唾液で溺れかけながら、
「早く終われ早く終われ早く終われ」
と念じながら、その隙間に脳内で歌を歌おうとしながら、全部無駄なのが本当にツラすぎる。
この前治療した時の助手が下手くそでね
この前、奥歯の型取りをしたんですが、見事に新卒さんの練習台にされ最悪でした。
「いや、そんなにいらねぇだろ」ってくらいの大量のピンクを、喉の奥まで入れられたんです。
型取りひとつでも、技術によってラクさってかなり変わるんですね。
上手い人は、不快になるポイントを避けてくれてさっと終わる。
手際よくサッと終わらせてくれるから耐えられます。
下手な人は量が多い、奥まで押し込みすぎ、時間がかかる。最悪なポイントを全部踏んでくる。
という感じで前回は「早く終われ」を通り越し、気持ち悪さMAXで窒息しかけ白目剥きかけたくらいのところで、
やっと終わりました。
ちなみに
私が通っている歯医者さんには、最初に嘔吐恐怖症で不潔恐怖です、それでも観てもらえますか?って相談していて
色々と配慮してもらい、たくさん迷惑をかけてるので、本当に感謝しています。
こんな異常者を知慮してくれて、ありがとうございます。
ですが、嘔吐恐怖症じゃない人でも不快になる型取りを、嘔吐恐怖症の人間にやっているわけで。
死にかけて、そんな感謝する余裕はなくなった私は治療後には
おい助手。ふざけんなよ
という気持ちしかありませんでした。すみませんでした。
もうやりたくない。本当に。
でも歯は治さないといけないので、また行きます。
早く終わらないかな。
歯は大切にしないとって親に言われてるうちはわからないけど、今痛感してます。
歯間ブラシもガキの頃から絶対にやっておくべきだ。
というわけで以上です。
最後まで読んでくれて、いつもありがとう。

